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趣味に没頭する毎日の記録

庄司薫

赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫)庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」から続く、薫君シリーズ 4 部作を読み進めています。日曜日に図書館でまとめて 4 冊借りてきました。
このような本があることも、作者の名前も知ってはいたのですが、まだ未読でした。とあるサイトのブックレビューで若者が読んでおくべき本の中にリストアップされていて、面白そうだ、読んどかんといかんなと、遅ればせながら今頃になって読んでいるという有様です。
学生運動のころの話ですから、その頃の風俗や世の中の様子は、僕らの世代がギリギリわかるかなといったところでしょう。ただ、学生運動といっても、例の浅間山荘事件をテレビ中継しているのを見た記憶があるぐらいですけれど……。
読んでいると、若者はいいなと羨ましく思い、僕にもこういう時代はあったのだとノスタルジックに思い、自分の青春時代のほろ苦い想い出が甦ってきて切なくなることも多々あります。不惑を過ぎたものとしては、悩むのは若者の特権かなとも思ったり、いや、いろいろ悩んで頭を回転させるのも呆け防止にいいのかもと思ったり……。まだまだ、悩み多き中年であります。