my Hobby Life is Going On

趣味に没頭する毎日の記録

設計図

昨日、新しいクラスを作っているときに思った、というか思い浮かんだのは次のようなことである。
少年時代、私は厚紙や板切れで、あるいは壊れたプラモデルの部品を再利用していろいろな工作にいそしんだ。クルマだったり、ボートだったり、時には飛行機だったり。だが、いつも欲しい部品が手に入るわけではない。材料を買うお金だって限られている。そんな時、図面を引いては次に何を作ろうかと夢想したものである。
手先は器用なほうだったので(そう思えたからこそ、今の職業は自分に向いているとも思っているのだが)工作は得意だったが、図画は決して得意とはいえなかった。特にスケッチは何をどういう風に書いたらよいか分からなかった。今でこそ写真をかじったので構図がどうとか分かるようにはなったけれどもその当時は題材を選ぶのにさえ苦労した。話がそれてしまったが、とにかく絵は下手だったが、定規を使って縮尺とかを計算しながら図面を引く作業は好きだった。作るものの形や機能を考えながらデザインするのである。
ところで件のクラスの設計もこれと似たようなところがあるような気がする。必要な機能を考えながらプロパティやメソッドを決めていく作業である。実装することよりも設計のほうが楽しいとさえ思える。いざ実装するときにはさまざまな問題にぶち当たるからである。
ともあれ、それが何のためのものであっても、私は設計する作業が好きらしい。昨日も完成間近のプロジェクトを放り出して、作り直しを一から始めてしまったからだ。まぁ、作り直すことによってより洗練されたものになっていくことを期待しつつ……。