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ドラマ「マークスの山」第 4 話

マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)WOWOW 連続ドラマ「マークスの山」ですが、昨夜は日本シリーズに見はまってしまっていたので、リアルタイムではなく 1 時間遅れで録画したものを観ました(ロッテが安売りしないかなぁ。優勝記念チョコとか……)。録画のほうが妻に解説する場合に一時停止が使える分、便利ではありましたけれど。
さて感想ですが……またまた元妻がでしゃばってきていましたね。僕にはどうしても違和感があります。なんだか復縁しそうな気配がしてきましたが、それじゃいかんでしょう。そもそも原作の元義兄との微妙な感じがドラマでは感じられません。熱く議論なんかしたりして、こんなのはあり得ませんね。
病床の真知子のもとに裕之が訪れているのにも違和感がありました。あとで窓が開きっぱなしになっていたので、真知子の妄想ではありませんよね。絶望して一人で山に登るのに、真知子は死んでしまったと思わないといけないはずなんですが。
文句はこれくらいにして、裕之の犯行動機が母親の復讐にあるというのは驚きでした。ドラマとしては、そのほうがいいのかもしれませんね。狂人の思いつきによる強請りでは納得のいかない視聴者が出てくるでしょう。だいたい、裕之が多重人格だと言う設定はなくなっているのでしょう(第 1 話と第 2 話を観ていないのでよくわかりませんが)。TV ドラマだから倫理上の問題があるのかもしれませんしね。
それから、「さかき」に気付くシーンはちゃんとありましたね。このシーンがないと合田たちが一気に真相に近付いていけません。謎解きの重要なピースです。
原作と違う部分がかなりありますけれど、事件関連についてはうまくまとまっているので、(若干、予定調和の気配がありますが)これでよいでしょう。ただ、やっぱり義兄との関わり方を原作に忠実にして欲しかったというのが正直な気持ちです(また、文句を言ってしまった)。

来週はついに最終回です。結末はどうなるのでしょう。原作通りなのでしょうか? それとも? 妙な期待をしつつ……。